緊急修理

コンベアベルトの緊急修理

暑くなるこの時期、コンベアベルトのエンドレス部が突然剥がれるというトラブルが増えてきます。こういったケースの応急修理は剥がれた部分を再接着することで比較的容易にできます。

ただこの度ご相談いただいたお客様は、ベルトが横裂けしてしまったとご連絡をいただきました。

お客様の元へ到着した時には、幅1200mmのベルトの内450mmほど裂けてました。

ベルトは、ベルト折曲げ桟と呼ばれる傾斜搬送用の桟を取り付けたベルトで、製作期間がそれになりに必要です。その間もラインを動かせるよう応急修理して欲しいとのご依頼です。

今回の修理ポイントは、屋外環境で且つ水濡れ環境の為、パッチ当てと呼ぶ当て布修理に加えて糸縫いでさらに補強しました。

 

よくインシュロックタイで応急修理されるのを見かけますが、負荷が大きい用途の場合は、1日も持たないことが多いです。

横裂けを見つけたら、すぐに専門業者にご相談下さい。

裂け傷は、裂けの根元に負荷が集中しやすい為、ご使用環境によっては、アッという間に裂けが進行します。

裂けが小さなうちは、手の打ちようが色々あります。ベルトの幅に余裕があれば、ベルトの幅を落とすことも一つの方法です。

PS

夏場など暑い季節では、ベルトのエンドレス部の寿命が短くなりやすく、緊急対応が増えてきます。すぐに駆け付けれない場合が増えてきますので、皆様もコンベアベルトの点検を本格的に暑くなる前に一度実施していただき、余裕をもって対応できるようにしましょう。

現地サービス担当:K.S