ベルトメーカーの研修

先日ベルトメーカーの研修に伺いました。

知っている内容もあれば、今更ながら初耳の情報や開発中のベルト情報などいろんな面で有意義な時間となりました。

ベルトメーカー各社、これならばという強い面もあれば弱い面があり、ベルト加工業者が知っている情報、メーカーが知っている情報を併せ持つことにより、次の商談や現場に活かさせていただきます。

コンベヤベルト工事のご依頼をいただければ、事前打ち合わせ(採寸・選定)、お見積り、交換作業、アフターフォロー(点検など)まで行わせていただいております。

装置やコンベヤでそろそろベルトの交換時期かと思われましたら、切れる前に一度お見積りに呼んでいただければと思います。

コンベヤの点検2

前回、コンベヤの点検について書かせていただきましたが、引き続きコンベヤの点検その2となります。

前回ではベルトに関して記載をしていましたが、今回点検するのは装置側(コンベヤ)になります。

日常、当たり前のように動いてくれるコンベヤが突然止まってしまうと、一日の予定が全て飛んでしまう可能性があります。

タイミング悪く業者の予定も取れないとなると尚更です。

機械が突然止ってしまうという事もありますが、小さな異変に気付けるとリスクを減らしていく事も可能になってきます。

<見ていくポイント>

〇ローラー

回転不良、汚れの付着、異音

〇プーリ

異音、給脂不良、汚れの付着

〇モーター、チェーン、スプロケット

給脂不良、チェーンの伸びや摩耗

〇スクレーパー(クリーナー)

摩耗、破損、汚れの付着

上記の事が全てではありませんが、小さな気づきが大きなトラブルを回避できます。

定期的な点検が装置やベルトの寿命を延ばす事ができるのは間違いありません。

私共ベルト屋も交換時には極力汚れを落としてベルトの交換作業を行っております。

通常、ベルトの内側にあるプーリやローラーなどは見ようとしなくては確認する事ができないため、点検さえしていれば突発で交換が必要になる事はなかったなというお客様も中にはいらっしゃいます。

点検方法など気になる方は、機械メーカーやベルトメーカー、または出入りされている業者様にお問合せをしていただくと良いかもしれません。

お仕事に使われる道具の健康診断が、突然のトラブル回避に繋がります。

コンベヤの点検

毎日稼働をされ、毎日見ているベルトでも点検作業というのはしておいた方が良い項目になります。

〇ベルトの状態 剥離、破け、打痕、ホツレなど

〇走行 蛇行、片寄りなど

〇プーリー ベルトとプーリーの間に異物が入ってないか

確認する点はいくつもありますが、粉状のモノを搬送される場合にプーリーとベルトの間に粉が入り込んで塊となり、粉の塊がクラウンとなって蛇行をしてしまう事があります。

また、粉ばかりが当て嵌まる訳でも無く、粘着テープがプーリーに巻き付いてしまい片寄りしてしまう事もあります。

『クラウン』とは、プーリーの形状の事を言います。

コンベヤのプーリーは真っすぐな棒ではなく、ベルトの蛇行を防止するために、プーリーの中央部分と両端で太さを変えてあるものがあります。この場合中心部が一番高くなりますが、異物などでプーリーの中心から外れた場所が少し高くなっていると、高い部分が中心になるようにベルトがズレていきます。

中心をズレたベルトは、コンベヤに接触してホツレの元となりますので、防いでおきたい現象です。

コンベヤの清掃をする場合には、プーリー部分も清掃する事をお勧めいたします。

また、ベルト表面に付着した汚れを落としたい場合、スクレーパーという付着したモノをそぎ落とす道具をご活用いただく事も推奨となります。

画像:(新製品)ハバジット製 TPUスクレーパー

ポリウレタン製 柔軟性のある素材を採用し、凹凸のあるベルト表面に適応できます

ベルト表面の摩耗や損傷のリスクを抑え、ベルトの長寿命化に貢献します

コンベヤベルトのベストコンディションを引き出すためのツールの一つになるかもしれません。

惣菜盛付コンベア 延長改造

今回は、惣菜盛付ラインのコンベアを延長改造してきました。

中間にフレームを中入れして、不足する脚を1脚追加しました。ベルトは、せっかくのなので、中入れ延長修理ではなく新品を現地エンドレスにて取付させて頂きました。

生産力増強の為、機長2Mコンベアを購入してラインを長くしたいとのご相談を受けましたが、乗り継ぎ部では盛付作業者を配置しても作業しにくい可能性があるし、メンテナンス対象のベルトコンベアが1台増えてしまう。など、デメリットが多いと感じました。

お使いのコンベアは、オークラ輸送機様のジャブコンⅡのタイプJBG(JBG60DR600)で、現在も部品供給されており、200Wモーターでモーター出力は十分であったので延長改造をご提案しました。

費用が抑えられ、また、メンテナンス性も考慮したことにお客様に喜んで頂きました。

今後もお客様のメリットを第一に提案活動に取り組んで参ります。

現地サービス担当:K.S

コンベアベルトの規格品

タイトルにコンベアベルトの規格品と明記をしましたが、規格品という物は存在しません。

ただ、装置メーカー様が該当する機械用に決まった仕様の、固定されたサイズの物を在庫をされている事はございます。

さて、私共ベルト屋さんでは、装置メーカー様へ加工したベルトを納めさせて頂いたり、装置へベルトを取付けに伺う事も仕事の範疇にございます。

ベルトとして規格があるとすると、ベルトの厚み、表面又は裏面の形状になってくるかと思います。

コンベアベルトの呼称記号(PDF)

記載されている物は一部になりますが、フォルボ・ジークリング社の表が分かりやすいので掲載させていただきます。

〇〇用と用途が書かれていますが、長くベルト屋さんをしている事で経験上こちらの業種でも使えるという事や、この使われ方はあまり良くないという注意するポイントも出てくる事があります。

例えば、ベルトが切れやすいから1プライから2プライにしてみようと思われる場合、コンベア側の動力が足りているか等も気になります。

同じベルトを選定されるという事であれば問題になる事はありませんが、変更をされるという場合、一度ご相談いただければと思います。

本日から弊社ではベルトサンプルを送らせていただくサービスを始めました。

同じベルトでもネットでご注文する間際で『大丈夫かな』という心配になる点を減らしていければという試みです。

表面パターンを変えてみたいという内容でも結構です。お気軽にお問合せからご連絡をいただければと思います。

プーリーのライニング作業

お客さまより工場の移設、ラインの変更などによりコンベヤの延長や短縮、仕様の変更などご相談を頂く事があります。

時期により売行きが変わる商品があるかと思いますが、食品関係ではコロナ禍で消費者の需要が変わってきている事もあるみたいです。

話は戻りますが、コンベヤの改造をした際にベルトがこれまでと違った動きをする事もございます。

ベルトが蛇行してしまう事や、ベルトが滑り出してしまい言う事をきいてくれないなど様々です。

改善点は状況によりありまして、今回は『滑り』に関してご紹介をさせていただきます。

通常時にベルトは回っていますが、商品が乗ったらプーリーは回っているけどベルトが止まってしまう(スリップ)現象が発生します。

単純にテンションを張れば良いという場合もありますが、張り過ぎるとプーリー(ローラー)に負荷が掛かり過ぎて最悪の場合軸が折れてしまう事もあります。

対処方法の一つで、駆動のグリップ力を上げるためにローラーへライニングする手法があります。簡単にご説明をするとローラーへゴムなどを巻きます。

多くのコンベヤベルトの下面は帆布になっていますので、金属のプーリーは回転し易くなっています。ライニングにより適度なテンションでグリップを増した走行が可能になります。

先日ご依頼を頂いたプーリーの画像がありますので、そちらを掲載させていただきます。

お困りごとがありましたら、ご相談をいただけますと幸いです。

蛇行防止ガイド付きベルトの交換時にはご注意を!

先日、金探装置のコンベアベルトを納品・取付しました。

アンリツ様の金探装置で、ベルトは、蛇行防止ガイド付きタイプでした。

金探装置は、ベルト調整用のアジャストボルトを触らなくても簡単にベルトを交換できる構造のものが多いですが、ベルト交換後は、蛇行防止ガイド付きベルトであっても、必ずベルトの走行調整を実施します。

  

蛇行防止ガイド付きは、ガイド無しよりベルトの走行調整を慎重に!

蛇行防止ガイド付きは、よほど変な調整でない限り、蛇行防止ガイドがガイド溝から外れずに動いてしまう為、それで良しと思いがちですが、ここに落とし穴があります。

ベルトが蛇行しようする力をガイドで強制している為、調整が悪いまま使用すると、ガイドが削れて粉が出たり(ガイドの削れは、コンベア側の溝にも原因はあり得ます)、早い時期にガイドが削れて無くなってしまいます。また、ガイドが削れなくても、何等かの影響でガイドが溝から外れてしまいます。ガイドが溝から外れたまま使用すると、ベルトがガイドに押し上げられてエンドレス部が破れたり、ガイドのついている部分が盛り上がってしまいベルトの表面にひび割れが出たりします。

蛇行防止ガイド付きは、ベルトの蛇行が分かりづらい分、ガイド無しのものより慎重に調整をしておきましょう。定期的な点検もお忘れなく。

現地サービス担当:K.S

ベルトシーズン到来間近!

ベルトシーズン到来間近!

ジメジメした梅雨時期ですが、この業界では
この梅雨時期を暑い暑い夏を迎える為の準備期間・ストレッチ運動をする時期と捉えています

なぜなら、ベルトは夏に切れやすいのです
それは何故か?気温が上り芯体も柔らかくなるからですかね???(推測の域)

『コンベヤベルトが急に切れた・エンドレス部分が崩壊した・特急対応でお願いね!』という ご依頼で大忙しになります

昨年の夏場のオーダー量は通常の3・4割増し(個人調べ)で見習い🔰の私はへとへと だったことを覚えています

見習い🔰の私も含めコンベアベルト.COMのスタッフは既に準備万端ですので
お困りの際は https://www.conveyorbelt.jp/ をご利用ください

ブログ担当:食品搬送ベルト係(見習い🔰)

またまたインバーター修理

やれることは何でもやります。

またまたインバーター修理してきました。

製菓工場様で、オークラ輸送機様のコンベアDMG40DR80F04R09Zで、コンベアが一度動かくなり、その後、正常に動かないとのことで、訪問点検。

動かなかくなった時に何があったか?何をしたか?について、作業者さんからの引継ぎがなく現場ご担当者様も把握していない為、原因推定が出来ない。インバーターのエラー履歴は、ストール防止停止がズラッと並んでいた。コンベアを動かしてみると、既定の周波数に達せず、ストール防止停止が働いて、インバーターが停止する。各パラメーターを調べると、Pr.1の設定が異常値になっていたので、正常値にて再設定し、解消しました。合せて、誤操作防止にパラメーターロックをかけておきました。

念の為、コンベア本体各部(特にプーリー、ベアリング)を点検、入力電源、配線の断線などを点検したが異常なし。

インバーターを直接触る(主に、RUN/STOP、周波数変更)機会が多い使用状況の場合は、パラメーターロック(書込禁止)をかけておくことをお勧めします。

<参考>メーカー、機種で異なりますが、ミニコン各種によく使われている三菱FR-D700シリーズでは、

①Pr.160(拡張機能表示) 『9999』⇒『0』 にする。

隠れているPr.77が表示できるようになる。

②Pr.77(書込選択)    『0』⇒『1』にすると、書込禁止になります。

 

現地サービス担当:K.S