海外製の取扱いベルトについて

いよいよ日中は汗ばむ時期となり、タオルが必需になってきました。

さて、以前国内の取扱いベルトメーカーについて書かせていただいた事がありましたが、今回は海外製のベルトメーカーについて書かせていただきます。

海外製のベルトメーカーについてどんなイメージをお持ちでしょうか。

海外と聞いて質が良いのかと考えらる方もいらっしゃるかもしれませんが、国内に拠点を置いている海外メーカーでも、ハバジットさんやフォルボジークリングさんがあったります。

そして、ハバジットさんは海外の工場で製造された物を日本の倉庫に入れて、加工・販売をされ、フォルボジークリングさんは国内と海外の工場で製造された物を織り交ぜて、加工・販売をされています。

そう考えた時に海外製コンベヤベルトの安心感が増すのではないでしょうか。

私共で海外製コンベヤベルトとお話しする場合、日本国内に拠点がなく、海外では知名度の高いベルトメーカーとして特にキオリーノ(CHIORINO)さん(キオリノ、チオリノなどと呼ばれる事もあります)をご案内させていただく場合があります。

日本に拠点がなくても、海外製の装置をご購入された場合に取付けられている事が多いので、お問合せを頂く事がしばしばございます。

国内にあるベルトメーカーでも同等のベルトをご紹介する事はできますが、やはりキオリーノしかない特徴というのもありますので、いろんな装置に取付けられている要因になっているかと思います。

キオリーノはイタリアのメーカーで、ピザやパスタなど小麦粉を多く使用する国です。 また、チョコレートなどのお菓子の製造国とイメージされる方も多いのではないでしょうか。

そういった意味では、食品や原料を扱うお客様には今より更に適したベルトが見つかる可能性もございます。

ご興味いただける事がありましたら、お問合せを頂けましたら各種お応えさせていただきますので、いつでもご連絡をお待ちしております。

コンベヤベルトの用途開発

桜の開花宣言が出される地域が出てきまして、日中も過ごしやすい時間帯もあると実感できる様になりました。

さて、私共ベルト加工業で取り扱っているコンベヤベルトですが、どちらのベルトメーカー様も優れた性能を持っていますので、搬送物の運搬しつつ滑らせることや、グリップ力を強くして傾斜の搬送をさせる事、バケットを取付けて縦方向に物を運ぶ事など様々な場面で利用をされています。

ベルトメーカー様は最適なベルト開発を日頃進めておられると思いますが、私共の加工業でもそれらを利用してお客様が満足できる新たな加工方法を磨いております。

この度お客様に満足いただけた内容では、物を押さえて運ぶためにベルトにスポンジ貼り合わせ加工という方法がありますが、押さえる強さの改善依頼をいただきました。

残念な事に画像では公開ができないのですが、お客様に満足いただける結果になりましたので、独自の加工方法が一つ加わりました。

ベルトの選定でも現在と理想の状態をご連絡いただいたり、ベルトに備わっている加工でもうちょっと何かできないかと疑問がございましたら、出来る限り案を考えて参りますので何なりとお申し付けください。

お客様の気づきが搬送技術の進歩となります。

便利なVベルト

お客様とお話をする中で、わりと反応が早く返ってくる商品というモノがあります。

交換が必要な時期にきている搬送用ベルトでも早く返答をいただけますが、今回はVベルトになります。

Vベルトは、取付ける装置に応じて長さが違いますので、幾つも在庫されている事があるかもしれません。

今回挙げさせていただく商品は、機械に合わせて長さを調整をする『パワーツイスト』という商品になります。

巻きを1本在庫していただく事になりますが、輪にしたり、輪を外したりする事が可能で、機械を分解しなくても取付けができます。

長さの調整は装置へ取り付ける直前に計っていただき、工具を使用しなくても取付けていただく事ができるので簡単です。

従来のゴム製Vベルトに変わる高性能Vベルトです。

詳しくはカタログを添付させていただきます。

カタログ

ご興味がある方は何なりとご連絡ください。

プーリのライニング作業

私共の会社では、ベルトに関わる装置などはある程度はメンテナンスが行えるように日々トレーニングを行っております。

装置と言っても、大小はありますがコンベヤであれば難しい部分がある訳ではないので、プーリ(ローラー)の作成、装置の延長・短縮、コンベヤに関わる装備を増やすなどありますが、今回はプーリがスリップしない様にライニングされているベルトの巻替えをご紹介させていただきます。

前回はプーリーをお送りいただいて自社工場内で巻替えをしたモノをご紹介させていただきました。

今回は、装置に装着されているプーリのライニング巻替えをお客様の工場にて行わさせていただきました。

交換前のベルトを一旦全て剥がし、プーリを掃除した上で巻き直し作業を行います。

作業内容は単純ではありますが、ベルトを剥がした後の接着剤の残りを剥がす作業は中々労力がいるものです。

プーリを装置から外せない、大きいので工場で行って欲しい、など考えるところがありましたら、是非ともお声がけください。

ご相談の上お見積りをさせていただきます。

表面パターンのあるベルト現地接着

先日ご依頼をいただいた鉄鋼会社様では、金属を搬送されるという事で、表面パターンが入ったベルトを設置させていただきました。

表面パターンがあるベルトでもプレス機を使用して表面パターンはほぼそのままの状態でエンドレスする事ができます。

プレス機は高温が発生しますので、表面の樹脂は溶けるモノではありますが、ベルト表面と同じ形状のアクセサリを使用する事で、プレスをした箇所でも表面パターンを復元して熱圧着をする事が可能になります。

お客様のご要望をお伺いし、お仕事に最適なベルトをご選定いただけるように、加工の幅は広くお受けが出来るように努力を積み重ねております。

お悩み事がありましたら、助言的な事を含めてご対応が出来ると思います。

まずはご連絡を頂ければ幸いです。

取扱いのベルトについて

5月の開設以来おかげさまでお問合せや、ご注文を多くいただく様になりました。

多くの生産や物流に携われる事に感謝して止みません。

さて、お問合せを頂く中で、メーカーのお問合せをいただく事がいくつかございます。

弊社では国内の取扱いベルトメーカー様ですが・・・


◆フォルボ・ジークリング・ジャパン株式会社

◆ハバジット日本株式会社

◆ニッタ株式会社

◆三ツ星ベルト株式会社

◆バンドー化学株式会社

◆ポバール興行株式会社  などなど・・・


国内有数のベルトメーカー様のお取扱いができます。

お客様にてご使用されている物と同じベルトが欲しいという事でありましたら、ベルトのつなぎ目の裏面辺りに品番と長さが書かれていますので、そのままご連絡をいただき、あとはどんな加工がされているか写真を準備して頂ければ間違いありません。

また最近では、レーシング加工というベルトの取付けが簡単な加工が人気があります。

ベルトの繋ぎをピンで止めていく方式ですが、便利な上に割り丈夫に長持ちをすると思います。長持ちをする感覚は人それぞれになりますので、一度試して頂ければ幸いです。

これに限らず、気になる事がありましたらお気軽にお問合せ下さい。

今後ともコンベアベルト.COMをよろしくお願いいたします。

ベルトメーカーの研修

先日ベルトメーカーの研修に伺いました。

知っている内容もあれば、今更ながら初耳の情報や開発中のベルト情報などいろんな面で有意義な時間となりました。

ベルトメーカー各社、これならばという強い面もあれば弱い面があり、ベルト加工業者が知っている情報、メーカーが知っている情報を併せ持つことにより、次の商談や現場に活かさせていただきます。

コンベヤベルト工事のご依頼をいただければ、事前打ち合わせ(採寸・選定)、お見積り、交換作業、アフターフォロー(点検など)まで行わせていただいております。

装置やコンベヤでそろそろベルトの交換時期かと思われましたら、切れる前に一度お見積りに呼んでいただければと思います。

コンベヤの点検2

前回、コンベヤの点検について書かせていただきましたが、引き続きコンベヤの点検その2となります。

前回ではベルトに関して記載をしていましたが、今回点検するのは装置側(コンベヤ)になります。

日常、当たり前のように動いてくれるコンベヤが突然止まってしまうと、一日の予定が全て飛んでしまう可能性があります。

タイミング悪く業者の予定も取れないとなると尚更です。

機械が突然止ってしまうという事もありますが、小さな異変に気付けるとリスクを減らしていく事も可能になってきます。

<見ていくポイント>

〇ローラー

回転不良、汚れの付着、異音

〇プーリ

異音、給脂不良、汚れの付着

〇モーター、チェーン、スプロケット

給脂不良、チェーンの伸びや摩耗

〇スクレーパー(クリーナー)

摩耗、破損、汚れの付着

上記の事が全てではありませんが、小さな気づきが大きなトラブルを回避できます。

定期的な点検が装置やベルトの寿命を延ばす事ができるのは間違いありません。

私共ベルト屋も交換時には極力汚れを落としてベルトの交換作業を行っております。

通常、ベルトの内側にあるプーリやローラーなどは見ようとしなくては確認する事ができないため、点検さえしていれば突発で交換が必要になる事はなかったなというお客様も中にはいらっしゃいます。

点検方法など気になる方は、機械メーカーやベルトメーカー、または出入りされている業者様にお問合せをしていただくと良いかもしれません。

お仕事に使われる道具の健康診断が、突然のトラブル回避に繋がります。

コンベヤの点検

毎日稼働をされ、毎日見ているベルトでも点検作業というのはしておいた方が良い項目になります。

〇ベルトの状態 剥離、破け、打痕、ホツレなど

〇走行 蛇行、片寄りなど

〇プーリー ベルトとプーリーの間に異物が入ってないか

確認する点はいくつもありますが、粉状のモノを搬送される場合にプーリーとベルトの間に粉が入り込んで塊となり、粉の塊がクラウンとなって蛇行をしてしまう事があります。

また、粉ばかりが当て嵌まる訳でも無く、粘着テープがプーリーに巻き付いてしまい片寄りしてしまう事もあります。

『クラウン』とは、プーリーの形状の事を言います。

コンベヤのプーリーは真っすぐな棒ではなく、ベルトの蛇行を防止するために、プーリーの中央部分と両端で太さを変えてあるものがあります。この場合中心部が一番高くなりますが、異物などでプーリーの中心から外れた場所が少し高くなっていると、高い部分が中心になるようにベルトがズレていきます。

中心をズレたベルトは、コンベヤに接触してホツレの元となりますので、防いでおきたい現象です。

コンベヤの清掃をする場合には、プーリー部分も清掃する事をお勧めいたします。

また、ベルト表面に付着した汚れを落としたい場合、スクレーパーという付着したモノをそぎ落とす道具をご活用いただく事も推奨となります。

画像:(新製品)ハバジット製 TPUスクレーパー

ポリウレタン製 柔軟性のある素材を採用し、凹凸のあるベルト表面に適応できます

ベルト表面の摩耗や損傷のリスクを抑え、ベルトの長寿命化に貢献します

コンベヤベルトのベストコンディションを引き出すためのツールの一つになるかもしれません。

惣菜盛付コンベア 延長改造

今回は、惣菜盛付ラインのコンベアを延長改造してきました。

中間にフレームを中入れして、不足する脚を1脚追加しました。ベルトは、せっかくのなので、中入れ延長修理ではなく新品を現地エンドレスにて取付させて頂きました。

生産力増強の為、機長2Mコンベアを購入してラインを長くしたいとのご相談を受けましたが、乗り継ぎ部では盛付作業者を配置しても作業しにくい可能性があるし、メンテナンス対象のベルトコンベアが1台増えてしまう。など、デメリットが多いと感じました。

お使いのコンベアは、オークラ輸送機様のジャブコンⅡのタイプJBG(JBG60DR600)で、現在も部品供給されており、200Wモーターでモーター出力は十分であったので延長改造をご提案しました。

費用が抑えられ、また、メンテナンス性も考慮したことにお客様に喜んで頂きました。

今後もお客様のメリットを第一に提案活動に取り組んで参ります。

現地サービス担当:K.S